ベイビー鴨がとうとう1羽になってしまいました。
最初はベイビー鴨は6羽でした。
6羽のベイビーがママ鴨の後をよちよち歩く姿はとても可愛く、
心が和みました。
でも、毎日、1羽ずつ減っていったのです。
放し飼いの猫に襲われることが多いらしく、また、野生の狐や
蛇、オオトカゲなどもいますから、何かに襲われたか、食べられたかして、
減っていっているのだと思います。 そして、とうとう1羽になってしまいました。
自然の中で生き抜くことの厳しさを物語ってますね。
今、巷では自然回帰が静かなブームとなってます。
自然の中に生かされている私たち人間も、自然の一部なのだから、
自給自足、電気を使わずに、ブランド物にも目を向けず、スマホからもテレビからも離れ、縄文時代のような生活に戻り、霊性を取り戻す....
そうなれば、ブログもフェイスブックもツイッターもインスタグラムも
インターネット回線を無くせば、使えません。
省エネで、電気は最小限の、生活に必要なことに使用するようになるでしょう。
物質社会から精神社会への移行期とも言われている2020年。
コロナ禍で、人々の価値観も変わってきてます。
お金のない、あるいは、ベーシックインカムの社会で貧困の差を無くし、
全ての人々が縄文時代のように平等に暮らす....
提唱している方のお話を伺ったら、どうも、仕事に携わっている人は
そのまま、お金がない社会になっても、今の仕事に携わるということでした。
今の状態を続けながら、お金そのものの存在をなくすということらしいです。
その人曰く、人々はなんでも欲しいものがお金がなくても手に入るし、
働きたくなければ、働かなくても良いと言います。
質素に暮らしたい人は、質素に
贅沢に暮らしたい人は、贅沢に
なんでも自由にできるというのです。
働かなくても何でも好きなことができて好きなものが手に入るなら
みんな働かなくなるのではないかなって思うのは私だけでしょうか。
子供達は勉強したくなければ、しなくても良い。
一日中、外で遊んでいれば良い。
インターネットゲームは当然できなくなるので、
また昔のようにボードゲームなどが盛んになる。
そんな風に育った子供たちは、果たして、
社会に役に立つことをしようと思う大人になるのでしょうか。
人々が自然の中で文明の利器を捨て、暮らすということは、
鴨のように、6羽いた子供たちが一週間ぐらいの間に1羽になる
ということが日常茶飯事起きるということです。
野生動物だけでなく、私たち人間も自然の中で生かされてます。
もちろん、自然を大切にしなければ、私たちが築き上げた
物質社会も成り立ちません。
私は、物質社会が良いということではなく、歴史の流れの中で
今の物質社会が創られたのには、理由があるはずと思うのです。
今、その物質社会も限界を迎えつつあります。
そして、人々は霊性に目覚め、自然に回帰しようとしています。
それもあえて言えば、自然の流れであり、発達段階の一部であるのでしょう。
どこまで自然回帰をするのか?
どこまで縄文時代のように戻りたいのか?
提唱している方々は、部分部分の聞こえがいいところだけ話して
賛同する人たちを増やしていくのではなく、
もっと具体的に、これからの人間のあるべき姿、行動の全体像を
提唱してもらいたいと思います。
そうでないと、耳障りのよい言葉だけが一人歩きして、
森の見えない人たちが振り回されます。
今日もママ鴨は、失った5羽のことを知ってか知らないか
ベイビー鴨1羽と自然の厳しい環境の中で生きています。
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