3つ子の魂、いくつまで???
- マクマホン洋子
- 2020年8月18日
- 読了時間: 2分
2016-03-15 19:09:35
テーマ:子育て
私は人相手の仕事をさせていただいて40年近く経ちますが、
時々、孤島に逃げ出したくなってしまう衝動にかられることがあります。
人が嫌いとか好きとか、会いたいとか会いたくないとか
そんなような感情からではなく、ただただ、
感情の動物である人間というものに対して
切なくなってしまうからです。
最近、子供たちが親を選んだとか、苦労は乗り越えられる人にやってくるとか、
いろいろ言われていますが、正直言って、みんな気休めだと思います。
どんな親でも、自分で選んだのだから、意味があるとか、
苦労は頑張れる人にしかやってこないから、もっと頑張りましょうとか...
言われて、頑張って、もう行き詰まってしまって、
自ら命を落とした人が何人もいるのではないでしょうか?
子供たちが親を選んで生まれて来ようと、来まいと、
親の役目が変わるわけではないでしょう。
乗り越えられるから来た苦労だって、苦労には変わらないです。
真面目な人ほど、苦しみを内に秘めてしまうのですから、周りからの慰めは、
ただただ、本人たちにとって、黙って鞭打たれているようなものです。
一体何が言いたいのかというと、
子供の頃に出来た心の傷は、大きくなればなるほど、消えることなく、
ますます、大きくなっていってしまうということです。
心の傷だけではありません。
環境の中で子供たちは学び、成長していきます。
でも、子供たちは自分で環境を作ることができません。
親が作る環境の中で、親の価値観によって育てられるのです。
親の言動から学び、成長していくのです。
3つ子の魂は、本当に100歳までも続いていくのです。
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